管理栄養士の転職・起業のリアル|私が体験した失敗と成功のすべて

管理栄養士の転職・起業 転職

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管理栄養士の資格を活かして、転職や起業をお考えですか?今まで給食管理や栄養指導を通じて食と健康に向き合ってきたあなたの経験は、大きな資産です。

しかし、時には「もっと自分の可能性を広げたい」「自分のペースで働きたい」と感じる瞬間があるのではないでしょうか?

今回は、3度の悲惨な転職を経て、管理栄養士ライターとして起業した私の経験を踏まえて、あなたが新キャリアを築くための具体的な道筋をご紹介します。キャリアやビジネスに特化したSNS、LinkedInについても触れていますので、ぜひ最後までお読みください。

管理栄養士が転職や起業を目指す理由は?

管理栄養士としてのキャリアは、病院・福祉施設・学校給食・食品メーカーなどで栄養指導や食事管理を行うのが一般的です。

会社員は安定している一方で、決められたルールの中で働かねばならず、「会社の方針が合わない」「お給料がなかなか上がらない」「自分のやりたい業務ができない」など理想のビジョンを完全に実現するのが難しいのが現状です。

フリー管理栄養士emimi
フリー管理栄養士emimi

私も給食委託会社や病院などで勤めましたが、予算の関係で安価な原材料を使わざるを得なかったり、ノルマがあったり、病院の方針に沿って食事指導にあたる必要があったり…組織にいる以上、守らなければならない縛りがあり、理想と現実のギャップを感じていた経験があります。

インターネットが普及して、個人の力での情報発信のハードルが下がった現代。
転職や起業によって自由度の高い働き方を目指して、多くの管理栄養士が新しい選択肢を模しているのです。

管理栄養士の転職や起業の現状と将来性

【管理栄養士の勤務先割合】

管理栄養士の勤務先

264,181人を対象にした調査(2021年12月時点)

参照:「2022年版厚生労働白書」/独立行政法人労働政策研究・研修機構

管理栄養士の勤務先は、病院・診療所が約30%で最も多く、次いで保育所等約21%、介護保険施設約18%、学校約12%、その他約19%と続きます。

注目は「その他」が20%近くいる点です。例えば、企業の健康管理部門や食品メーカー・スポーツ栄養の分野でもニーズが急増しており、起業してフリーランスで働く管理栄養士も増えています。

最近は、「社員の健康がパフォーマンスアップや医療コストの削減に直結する」という認識が広まり「健康経営」を目指す企業が増加。社員食堂のヘルシーメニューの提案や従業員向けの栄養セミナー・個別の栄養カウンセリングなど従業員の健康サポートを担う管理栄養士の存在価値がアップしています。

さらに、スポーツ栄養士としてアスリートたちと直接関わりながらパフォーマンス向上を支援するキャリアも。

未来を見据えると、健康志向の高まりと共に、管理栄養士の専門知識を必要とするシーンはますます増えていくでしょう。管理栄養士の転職には多くの選択肢があり、あなたも新たなフィールドで活躍できる可能性が広がっているのです。

「管理栄養士の仕事をAIに取られるのではないか!?」と不安を抱えている方もいるかと思いますが、心配無用です。詳しくは下記にて解説していますよ(^^)

管理栄養士の仕事は将来なくなる?AI時代に活躍し続けるために必要な5つのスキルと対策

管理栄養士が転職を成功させるための3ステップ

転職・起業のステップ

STEP1:自己分析と目標設定

まず最初に行うべきは自己分析です。「なぜ転職したいのか?」「どんな働き方を実現したいのか?」と問いかけて、自分が心の奥で求めている理想を見つけ出しましょう。

フリー管理栄養士emimi
フリー管理栄養士emimi

私の場合は、給食委託会社で給食管理に9年ほど従事していたので、「もっと管理栄養士として専門性のある仕事をして自信を持ちたい」というのが大きかったです。

STEP2:求人情報の収集方法

転職をスムーズに成功させるには、信頼できる転職サイトや転職エージェントの活用が欠かせません

また、SNSやネットワーキングも強力なツールです。XやLinkedIn(LI:リンクトイン)を活用し、業界の動向や他の管理栄養士のキャリアを参考にするのもおすすめです。

LinkedIn(LI:リンクトイン)とは?
キャリアやビジネスに特化したソーシャルネットワーキングサービスです。おもに下記の活用方法があります。
・プロフィールで自己アピール
学歴や職歴・スキルを詳しく掲載し、自分の強みや得意分野を発信できます。
・プロフェッショナルなつながりを構築
同業界の人や興味のある分野の専門家とつながり、情報交換やキャリアのアドバイスを受けられます。
・キャリアチャンスの発見
企業の求人情報をチェックしたり、リクルーターから直接オファーを受け取る機会も。
・最新情報の収集と発信
業界のトレンドや専門知識を学び、自分の意見や記事の投稿も可能です。

STEP3:履歴書・職務経歴書の書き方と面接対策

履歴書では、自分の強みを具体的なエピソードと共に伝える工夫が重要です。例えば、「厨房で調理員さんと一緒に調理補助に従事した経験を通して、調理導線を考慮して献立を作れるようになった」とか「病院での栄養指導を通じて患者さんの検査データが改善されて感謝された」といった具体的な成果を示しましょう。

面接では「なぜその職場で働きたいのか」をしっかりと伝え、自分の経験がどのように役立つかを具体的に話すことが成功のカギです。

物知りなお姉さん
先輩管理栄養士

ちなみに履歴書や面接対策は、転職エージェントに登録すれば、完全無料で指導・添削してもらえますよ(^^)/便利なサービスを賢く利用していくのが、理想に近づく近道です。

フリー管理栄養士emimi
フリー管理栄養士emimi

じつは、私は転職エージェントを使わなかったこともあり、かな~り転職に苦戦した過去が……詳しくは、下記で解説していますので、気になる方はのぞいてみてください。

「栄養士向け転職サイト口コミ高評価7選!新卒から経験者まで強い求人多数|筆者の失敗談もシェア」

管理栄養士が起業するための基礎知識

メリット・デメリット

管理栄養士が起業するメリット・デメリットは?

起業は自由な働き方を実現できますが、その一方でリスクも伴います。収入が不安定になる可能性や、全てを自分で管理するプレッシャーもあります。しかし、あなた自身が自由にビジネスをデザインし、自分の情熱を追求できるという魅力は計り知れません。

メリット デメリット
・自由度の高い働き方
・収入アップの可能性が青天井
・専門知識を磨ける
・自分の意志で行動できる
・視野が広がる
・時間とタスクの自己管理が必要
・収入が不安定
・初期費用が必要な場合がある
・オンとオフの切り替えが難しい
・すべて自己責任

 

フリー管理栄養士emimi
フリー管理栄養士emimi

私は、起業をして在宅で管理栄養士ライターとして働いています。出勤せずに(メイクすらせずに…)、仕事の合間に家事をしたり、子どもの体調不良にすぐに駆けつけられたりする点がメリットだと感じています。
また、仕事を通して、会社員では出会えなかった大手企業様の商品開発の裏話を取材したり、健康コラムを書く際に健康情報を仕入れられるのも魅力です。

一方で、大変な面も。休みの日も仕事が気になったり、納期が迫っていて家族との時間を削って仕事をする日もありますね。収入が不安定なのも否めません…。

管理栄養士ライターについて、もっと知りたい方は下記の記事を参考にしてみてくださいね(^^)/

「【現役の私が徹底解説】管理栄養士ライターとは?収入・なり方・適正・デメリットも公開」

管理栄養士が起業したらどんな選択肢があるの?

管理栄養士として起業するには、例えば、私のようにWEB上で健康情報の記事を書く「管理栄養士ライター」や、「オンラインで栄養相談を提供するサービス」「健康に特化した料理教室の運営」「企業向け栄養指導」などがあります。

社会のニーズに合わせて、自分でサービスを造り出せるので、あなたの情熱や得意分野・やりがいに応じてサービス内容を決めると良いでしょう。

ビジネスプランの立て方のコツは?

起業を成功させるには、明確なビジネスプランが必要です。ターゲット顧客のニーズを深く理解し、それに応えるサービスを提供するのがコツです。

顧客にとって「なくてはならない存在」になるために、収益モデルの設定やマーケティング戦略の立案も欠かせません。

フリー管理栄養士emimi
フリー管理栄養士emimi

とはいっても、マーケティング戦略だなんて難しすぎますよね(>_<)私もそうでした。私はライターのスキルを習得するためにオンラインのライタースクールに入会して勉強しました。ライティングスキルだけでなく、個人で稼いでいくためのマインドや強みの見つけ方・顧客対応のコツも教えてくださったおかげで、今があります。

最近は、自宅にいながらオンラインで学べる起業塾もたくさんあるので、自分に合う場所を探してみるのがおすすめです。

管理栄養士ライターの道を考えている方は、ライティングスキルと同時にビジネスプランの立て方も学べる下記のライタースクールを検討してみてはいかがでしょうか。先人が、あなたを理想に導いてくれる道しるべを示してくれるはずです。

「【現役管理栄養士ライターがおすすめ】ライタースクール5選!選び方や受講メリットも解説」

管理栄養士として転職と起業をした私の体験談

それでは、華やかな成功者の体験談ではなく、“THE凡人”である筆者emimiによるリアルな転職と起業の経験をインタビュー形式で少しだけお話します。

現在、フリー管理栄養士として活動しているemimiさんは起業をするまでにどんな職場で働いてきたんですか?

フリー管理栄養士emimi
フリー管理栄養士emimi

私は短大を卒業し、給食委託会社・病院・保育園の会社員時代を経て、管理栄養士ライターとして起業・独立しました。

 

なぜ、起業しようと思ったんですか?

フリー管理栄養士emimi
フリー管理栄養士emimi

私自身、起業だなんて考えたこともなかったし、確定申告などを自分でするのも無理だし、会社員が向いていると思ってたんです。

でも、「もっと管理栄養士として専門性のある仕事をしてみたい」という理想を心の奥で抱いていました。

ある日、身近な友人が管理栄養士ライターとして活躍しているとの話を聞き、「私も挑戦してみたい」と思ったのがライターを志したきっかけでした。はじめは副業で5万が目標でしたが、目標を達成して本業程度稼げるようになったあたりから、独立を考えるようになった感じです。

 

転職・起業の成功のコツは何だったでしょうか?

フリー管理栄養士emimi
フリー管理栄養士emimi

転職については、苦労の連続でした。8社に落とされた経験もありますし、遠回りした末に、運よく拾っていただいたんですよね。当時は、転職エージェントという便利なサービスを知らなくて(^^;)完全に情報弱者でした…。
一方で、起業については、自分の「やってみたい!」という感情に素直に従って、挑戦したこと。相当高額でしたが、しっかりお金という代償を払ったからこそ、「本気でやらねば!」と行動できたこと。また、起業して成功している先輩の知恵・アドバイスを受けて、個人で稼ぐ厳しさやマインドを教えて頂いたこと。同じく頑張る仲間がいる環境が大きかったですね。

ありがとうございます。emimiさんが管理栄養士ライターを志したきっかけの詳細は下記でも紹介していますよ!

「はじめまして。在宅で人間関係に悩まず、栄養士楽しんでます。」

emimiの転職・起業の成功のポイント
✓転職は便利な転職サイトやエージェントを使うべし(失敗談からの教訓)
✓自分の「やってみたい!」という感情に素直に従って挑戦した
✓しっかりお金という代償を払ったからこそ、本気で行動できた
✓成功者の知恵・アドバイスを受けた
✓同じく頑張る仲間がいる環境に飛び込んだ

管理栄養士の転職と起業、どっちを選ぶべき?

明るい未来

自分に合った働き方を見つけるには、まず自己分析が必要です。「私はどれだけのリスクを取れるか?」「どんな環境で働きたいか?」といった現実と理想を明確にしましょう。

物知りなお姉さん
先輩管理栄養士

例えば、起業したいのであれば、お金を払うリスクを取って、起業塾で学んで適切な行動をすれば夢は叶います。

一方で、「もっと大企業でキャリアを積みたい」のであれば、今の本業以外の時間を転職活動に投じて、適切な行動をすれば理想に近づけるでしょう。

転職と起業の両立(パラレルキャリア)の道も

会社員として働きながら副業するのも手です。リスクを抑えつつ、新しい挑戦をして、徐々に自分のビジネスに注力できるようになります。

フリー管理栄養士emimi
フリー管理栄養士emimi

私自身、3人目の育児休暇中にライタースクールで勉強をし始め、復帰後は副業で実績を貯めました。というか、先ほどもお伝えしましたがはじめは副業で5万が目標だったものが、本業程度稼げる事実を体現できたので、独立の道が見えたというのが実態です(^-^;

リスクを段階的に取ることで安心して新しいことに挑戦できました。

あなたもまずは小さな一歩を踏み出し、自分の可能性を広げてみてください。

管理栄養士として自由で充実したキャリアを描こう

管理栄養士としての転職や起業は、自分の可能性を広げ、より充実したキャリアを築くための大きなチャンスです。まずは、自分がどんな働き方を望んでいるのかを明確にし、そのために必要な情報を集めることから始めましょう。

どんな道を選ぶにしても、自分軸で行動することが大切です。自分のキャリアを自分でデザインし、自由な働き方を手に入れませんか。

 

 

 

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