委託栄養士を辞めたい10の理由と【後悔しない対処法】を経験者が解説!直営よりも高待遇の実態も…

辞めたいときの後悔しない対処法 キャリア

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「委託を辞めたい」と考えている栄養士・管理栄養士は、どんな理由でストレスを抱えているのでしょうか?

「仕事を辞めたい」と思うのは、決して逃げ道なんかじゃありません。

ただ、勢いで辞めてしまうと後悔するリスクが高くなるので、辞める前に一度落ち着いて考える時間も大切です。

本記事では、以下の内容を深堀りします。

☑委託栄養士を「辞めたい」と思う10の理由とは?
☑すぐに辞めるのは社会人として失格?
☑委託を辞めると後悔する?
☑委託は直営よりも高待遇ってホント!?
☑辞めたいときの対処法は?
☑委託から同業種に転職した実例
☑委託から異業種に転職した実例

筆者が約10年間委託に勤めてきた経験を踏まえて、対処法や辞職を決断する判断基準もお伝えするので、委託を辞めたいけど、後悔はしたくない栄養士さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

委託(管理)栄養士を「辞めたい」と思う10の理由とは?

筆者は約10年間、給食委託会社に勤めましたが、多くの辞める栄養士の姿を見送ってきました。

悩みの相談を受けることもありましたが、「人間関係のトラブル」に頭を悩ませる栄養士が多かったです。

委託に勤める栄養士・管理栄養士が「辞めたい」と感じるおもな理由を以下の10個にまとめてみました。

①栄養士像と現実のギャップ
②仕事内容に専門性がない(誰でもできる)
③安い給料
④肉体労働が多い
⑤不規則なシフト
⑥休み希望が通らない
⑦インシデントを出してしまった
⑧上司や会社への不満
⑨業務量が多くて忙しい
⑩人間関係のトラブル
それぞれ解説していきます。

理由1:栄養士像と現実のギャップ

大学の時に抱いていたイメージと現実がかけ離れ過ぎている

「栄養士=栄養指導」「栄養士=おいしいごはん作りを指導する」といった、”食事のエキスパート”のようなイメージを持つ方が多いのかもしれません。

しかし、現実は調理師さんのもとで野菜の切り込みをしていたり、食器洗いをしていたり、グリストラップ(排水をキレイにするフィルター)の掃除をしていたり、地味な作業が多いのも事実です。

とくに新人のうちは、アルバイトの学生さんでもできるような作業が多いので、理想と現実のギャップに「辞めたい」気持ちが膨らんできます。

フリー管理栄養士emimi
元委託の管理栄養士emimi

確かに、短大時代に行った実習先で夢と現実のギャップに打ちのめされて帰ってくる栄養士仲間は多かったですし、私もその一人でした…

栄養士の仕事は、泥臭い作業が多いので、無理もありません(^-^;

理由2:仕事内容に専門性がない(誰でもできる)

委託の現場では、栄養士や管理栄養士のほかに無資格で調理補助をするスタッフもいます。

厨房業務を任される管理栄養士は、食中毒を防ぐための衛生指導を行いますが、そのほかは盛り付けや食器の洗浄・掃除といった業務がメインです。

「これって栄養士じゃなくてもできるよね…」という想いが次第に大きくなり、辞めたい気持ちが膨らんでいきます。

フリー管理栄養士emimi
元委託の管理栄養士emimi

はじめは「下積み経験は必要だ」と思えるのですが、同じ作業ばかりしていると、「栄養士取った意味あるかな?」と悲しい気持ちになってきますよね。

理由3:安い給料

委託は、業務量が多く、責任を伴う仕事のわりに安い給料だと感じる栄養士は多いようです。

フリー管理栄養士emimi
元委託の管理栄養士emimi

私が新卒で入職した委託の初任給は、手取りで10万いかなかったと思います。

初ボーナスは1万円ほどでした。

栄養士養成学校に就職した同期の友人から「初ボーナスで10万円入った」と聞いたときに、大ショックを受けた記憶があります…

理由4:肉体労働が多い

委託の栄養士・管理栄養士は、つぎのような肉体労働をしている時に辞めたい気持ちがわいてくる場合があります。

・10kgの米を何体も運ぶ
・大量の食材を運ぶ
・かごいっぱいの皿を乾燥庫に何度も運ぶ
・40Lの袋に入った生ごみを運ぶ
・重たい米の釜を運ぶ
・グリストラップ(排水をキレイにするフィルター)の掃除 など
フリー管理栄養士emimi
元委託の管理栄養士emimi

毎日の負担が募り、若くても腰痛や腱鞘炎になる栄養士もいるので、サポーターやコルセットをしながら仕事している人もいました。

理由5:不規則なシフト

早番を強いられるが、家族に迷惑がかかる

入院や入所施設が勤務先の場合は、365日朝昼晩の食事の提供が必要です。

シフトは早番・中番・遅番があり、早番は4時から始業、遅番は20:30に終業という現場もあります。

遅番の翌日に早番のシフトもあるため、帰宅後にプライベートを楽しむ余裕がないまま寝なくてはならなかったり体が十分に休まらなくて疲労が溜まってしまったりするのです。

フリー管理栄養士emimi
元委託の管理栄養士emimi

現場によっては「30分前には現場に入るように」といった暗黙のサービス残業を強いられる場合も存在します。小さなお子さんがいる場合などは、辞めざるを得ない場合もあるでしょう。

理由6:休み希望が通らない

新卒でも残業60時間…13連勤…

欠員が常態化している現場では、休み希望が通らないばかりか、週に2日の休みも満足に取れない職場もあります。

大好きなアーティストのLIVEなどをモチベーションに仕事を頑張っている栄養士さんもたくさんいるはずです。

フリー管理栄養士emimi
元委託の管理栄養士emimi

毎回休み希望が取れない状況では、働くモチベーションが下がってしまいますよね。

理由7:インシデントを出してしまった

インシデントを出して先輩に迷惑をかけてしまった

厨房業務は、人間が行う以上ミスを完全に防ぐのは不可能です。

しかし、厨房でのミスは食中毒やアレルギーなど患者さんの命を脅かす恐れがあるため、重大なミスとして、施設や利用者様・患者様に謝罪をしなければならない場合もあります。

自分のミスがきっかけで周囲に多くの迷惑かけてしまうと、辞めたい気持ちがわき上がってきますよね。

フリー管理栄養士emimi
元委託の管理栄養士emimi

チーフ時代、厨房のミスを患者様に謝りに行ったとき「こっちは命がかかってんだぞ!」と大叱責されたことがあります。本当にその通りですし、私たちの仕事の責任の重大さを再認識しましたね。

理由8:上司や会社への不満

上司に不信感がある

委託会社は、全国展開している場合が多いので、地域ごとに統括をするマネージャーがいます。

現場で働く管理栄養士は、エリアマネージャーの指示で動いたり、相談をしながら業務を進めるのが通常です。

直属の上司であるエリアマネージャーに現場内の困りごとを相談しても聞いてくれなかったり、理不尽な対応をされると、不信感が募っていきます

現場の様子を見に来てくれなかったり、日ごろの頑張りを評価されない職場では「辞めたい」思いが強くなるでしょう。

フリー管理栄養士emimi
元委託の管理栄養士emimi

私も上司に相談をしても、親身に聞いてもらえなかったり、理不尽な対応が重なり、不信感が募っていきました。プライベートを犠牲にしても、日ごろの頑張りを評価されることもなく…(>_<)

「ここで無理して頑張り続ける意味はない」と思って辞職しました。

理由9:業務量が多くて忙しい

時間に追われて辛い…

委託の栄養士・管理栄養士の業務内容は、以下のようにたくさんあります。

・献立作成
・発注
・食品の受け入れ・収納
・調理補助
・食器の洗浄
・シフトの作成
・帳簿の作成
・棚卸し  など
上記の業務が滞らないように自分でスケジューリングして、こなしていく必要があります。
一人配置の現場が多いため、自分が休むと業務が滞ってしまう重大な業務を複数抱えているのです。
あまりの忙しさに「辞めたい」と感じる栄養士は多くいます。
フリー管理栄養士emimi
元委託の管理栄養士emimi

他の職場に転職して実感しましたが、委託の栄養士の業務量は、とても多いです。委託の仕事量に慣れておけば、他の職場でも対応できる力が身に付くと思います。

理由10:人間関係のトラブル

肉体労働以上に人間関係がしんどい

給食を作る厨房では、”過去に自分のお店を経営していた調理師さん”や、”少しでも家計の足しになればとパートで働きに来ている高齢女性”が多く働いています。

若手のうちは、自分の親世代よりも上の方々に対して、衛生指導をしなくてはいけません。

人生の先輩たちは、”自分のやり方”が確立しており、栄養士の指導に対して「生意気だ」と捉えられることも多々あります。

また、休み希望が通らなかったり、重労働が多かったり、労働環境に不満を感じているスタッフが多いので、現場の責任者である栄養士に対して不満を向ける人も多いです。

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元委託の管理栄養士emimi

栄養士は、立場上、仲裁に入ったり、生意気扱いされたりすることも多く、孤独を感じることも多かったです。一匹狼が正義だと思って心を鬼にして仕事していましたね。

なお、調理師さんが栄養士に対してどんな感情を抱いているのかが書かれた記事内では、「美味しさ重視じゃないから面白くない」と感じているとのことで、栄養価も考慮しなければならない栄養士と、味を重視したい調理師さんの間で摩擦が生じるケースもあるでしょう。調理師さん側の気持ちを知りたい方は、こちらの記事が参考になりますので興味のある方は見てみてくださいね。

委託管理栄養士をすぐに辞めるのは社会人として失格?

「早期離職」は、入社後3年以内の退職をさします。

もも
委託の管理栄養士

まだ入社して3年も経っていないのに、退職するのは社会人としてダメかな?

そんな不安に駆られている方も多いのではないでしょうか?

でも、辞めたいと思っているのはあなただけではありません。

みんな1度は「辞めたい」と思ったことがあるはずです。

フリー管理栄養士emimi
元委託の管理栄養士emimi

私も入社後3年の間に「辞めたい」と思ったことは何度もありますし、同期の多くも3年以内に辞めていきましたよ。

令和4年に厚生労働省が発表している雇用動向調査によると、全産業のなかで1番離職率が高かったのは「給食委託会社」が該当する飲食サービス業で26.8%でした。

なんと4人に1人が離職する計算です。

日本の産業全体の平均離職率15%と比較してもかなり高いことがわかります。

すべてが早期離職だとは言えませんが、若いうちほど自由が利くので、他への転職がしやすいのも確かです。

会社側の立場からすると、膨大なお金と時間をかけて採用し・教育をしているので、早期離職は避けたいでしょう。

しかし、入社後のフォロー不足や労働条件や待遇の悪さが原因で、あなたの「辞めたい」気持ちが膨らんだのであれば、会社の努力不足も否めないでしょう。

あなたのなりたい姿を叶えるために早めに転職活動するのは、決して悪いことではありません。

自分の可能性を信じて進みましょう。

委託管理栄養士を辞めると後悔する?

「委託を辞めたい」という栄養士・管理栄養士の声はよく聞きますが、辞めた後に後悔している人はいるのでしょうか?

X(旧Twitter)上には、こんな声が↓

委託辞めて後悔してます

上記のように、給食委託会社の労働環境に不満が少ない人は、辞めてから後悔する人もいるようです。

フリー管理栄養士emimi
元委託の管理栄養士emimi

私の周りには、委託を辞めて後悔している後輩がいましたね。上司とも仲が良く、「営業やってみない?」とスカウトされるくらい期待されていたようなので、社風とマッチしていたのでしょう。

ちなみに、私は辞めてよかったと思っています。

今現在、給食委託会社に対して少しの不満はありつつも、上司との関係性がよく、楽しく働けている場合は、委託でキャリアアップを目指すのもよいのではないでしょうか。

委託管理栄養士に比べて直営の条件は恵まれているの?

「委託はブラックだ」との声もよく耳にしますが、直営のほうが労働条件が恵まれているのでしょうか?

「委託のほうが高待遇」との声も

X(旧Twitter)上には「委託のほうが高待遇」というこんな声が…↓

委託よりも直営のほうが安月給
委託だけど、家賃補助含めて年450万もらえてる
最近は、直営よりも委託のほうが高給

実際の求人を比較しても「委託が低待遇なわけではない」

実際の直営と委託の管理栄養士の求人

求人サイトを探してみると、直営と委託を比較して、著しく委託の待遇の悪さが目立つわけありません。

直営と委託の求人の傾向は以下のとおりです。

直営の求人 委託の求人
週休 土日祝休みが多い 週休2日
年間休日 110~120日程度と多め 年間休日数が108日程度と少なめ
勤務時間 日勤帯の固定が多い 5:00~20:30で変動するシフト制が多い
休憩時間 75分の職場もある 60分の職場が多い
残業 少な目 多め
給与 16~25万ほどが多い 16~30万ほどが多い

給食委託会社は、直営に比べると休日数が少ない傾向があり、土日祝も勤務になる可能性が高いです。

また、勤務時間帯が変動するため、日勤帯で働きたい人にとっては、働きにくいでしょう。

給食委託会社は、労働条件の自由度が低い分、給与はそれなりの金額が設定され、以前に比べると改善されているように感じました。

以前の給食委託会社は、サービス残業が多いという声が多く聞かれましたが、最近は残業した分はしっかり支払われる傾向があります。

日勤帯や土日祝休みへのこだわりがない栄養士にとっては、給食委託会社も悪くはない選択肢だといえるでしょう。

フリー管理栄養士emimi
元委託の管理栄養士emimi

独身時代は、15時には勤務が終わる早番や、日中に空いている美容室に行ける平日休みが好きでした。パートナーや家族が土日祝休みではない場合は、委託のシフト制が合っている方も多いかと思います。

委託管理栄養士を辞めたいときの対処法は?

もも
委託の栄養士

「委託は辛すぎる。辞めたい!」

そんな気持ちが一度芽生えたら、毎日仕事に行くのが嫌で仕方なくなりますよね。

でも…下記のような葛藤でモヤモヤしているのではないでしょうか?

・資格を無駄にするのはもったいないし…
・転職活動も大変そうだし…

フリー管理栄養士emimi
元委託の管理栄養士emimi

辞めたところで、転職活動がうまくいくとも限らないので、不安になりますよね。

辞職を決断するには、ときに勢いも必要ですが、後悔するリスクもあります。

後悔しないために、つぎの4ステップでの対処してみましょう。

【委託を辞めたいときの4つの対処法】
①自分が「辞めたい」理由を深堀りする
②まずは辞めずに改善できないか考える
③身近な人に悩みを相談する
④どうしても解決しない場合は転職を考える

対処法①自分が「辞めたい」理由を深堀りする

まずは、なぜ職場を「辞めたい」と感じているのかを分析しましょう。

難しく考えずに頭に浮かぶことを紙にどんどん書いていきます。

辞めたい理由が明らかになると、対処法もみえてくるはずです。

辞めたい理由を深堀りすると

・自分は何に悩みを感じやすいのか?
・悩みを解決して、どうなりたいのか?(目的)
が見えてきて、今後のキャリアも含めて見直しができます。

対処法②まずは辞めずに解消できないか考える

自分の辞めたい理由を深堀りできたら、仕事を辞めずに悩みを解消できないか考えてみましょう。

例えば、職場の人間関係が劣悪なのであれば、ほかの事業所への異動によって解決できる場合もあります。

重労働で腰が痛いのであれば、献立作成や発注といった事務作業がメインのポジションにつく道もあるでしょう。

委託の一番のメリットは、事業所が全国各地にたくさんあることです。

転職するとなると、履歴書を書いたり、面接に行ったりと面倒な手間がかかります。

一方で、委託であれば上司が条件に合わせてよりよい事業所をピックアップしてくれて、あなたは通勤場所を変えるだけでOKです。

まずは、辞めずにせっかくの委託のメリットを最大限に利用できないか考えてみましょう。

上司も辞められるよりは、助かるはずです。

対処法③身近な人に悩みを相談する

あなたが話しやすい人に仕事の悩みを相談するのも一つです。

誰かに話すだけで気持ちが楽になる場合もあります。

また、心が軽くなるアドバイスがもらえる可能性もあるでしょう。

両親や兄弟・友人・パートナー・職場の同僚・上司など、あなたに理解を示してくれる人がベストです。

身近な人には、仕事の相談はしづらいという場合は無料の転職エージェントを利用して転職のプロへ相談するのもよいでしょう。

相談して、自分の現状を理解してくれている人がいるだけで、心強い気持ちになれるので、一度試してみてください。

よりあなたの悩みを親身に聞いてくれるキャリアアドバイザーを見つけるには完全無料の転職エージェントナビの利用がおすすめです。

対処法④どうしても解決しない場合は転職を考える

①~③の対処法を試しても解決が見えない場合は、転職を視野に入れましょう。

辞める前に転職活動をスタートしよう

まずは、辞める意思を伝える前に、転職活動をするのがおすすめです。

なぜなら、仕事を辞めてからの転職活動は、メンタル的に大変だからです。

・「貯金が減っていく…」(虚無感)
・「早く転職先を決めないと…」(焦り)
・「社会から取り残されているかも…」(不安)
フリー管理栄養士emimi
元委託の管理栄養士emimi

じつは、私は辞めたい気持ちが強すぎて、転職活動をする前に会社を辞めてしまったんです。当時は保育所に通う子どもがいたので、3カ月以内(自治体により猶予期限は異なる)に転職先を決めなければならず、相当焦りました💦

焦りや不安があると、妥協して転職先を決定してしまう可能性も上がります。

「どうしても現場をすぐに離れたい場合」は休職制度を利用しよう

「会社に行くのが辛い」気持ちが強い場合は、休職制度を利用できる場合もあります。

ただ、休職制度を定める法律がなく、導入していない会社もあるため、休職制度の有無は事前に就業規則や総務部などに確認しましょう

現在、あなたが以下の項目が当てはまる場合は、仕事のストレスで身体が悲鳴を上げている可能性があります。チェックしてみましょう。

☑同僚や職場スタッフとの会話が減った
☑小さなミスが増えた
☑体調が不安定で、早退や遅刻が増えた
☑些細な判断をするのも難しい
☑常にイライラしている
☑考えがまとまらない
☑作業スピードが遅くなった

「今までの自分とは何か違う」と感じたら、心療内科や精神科を受診してみるとよいでしょう。

「仕事が忙しくて受診できない」とか「まだ我慢できるから」と受診を後回しにしていると、症状が悪化する可能性もあります。

心の病は、早期治療・早期改善が目指せるので、早めに受診しましょう。

専門医が「病気により就業できない状況だ」と判断した場合には、会社との労働契約を維持したまま、就業が免除できる可能性があります。

休業期間に会社から給料が出ない場合は、加入している健康保険協会から傷病手当金を受給しながら、自宅で休養できるのです。

フリー管理栄養士emimi
元委託の管理栄養士emimi

私は、委託の激務と家庭の両立ができずうつ病を発症し、6カ月間休職した経験があります。当時は、転職の選択肢がなかったので、休養に専念していました。給料の約2/3ほどの傷病手当金の支給を受けながら、休養できたのはありがたかったです。

休養期間を活用して、休養しながら転職活動を進めるのも手でしょう。

自分一人では不安な人は、無料の転職エージェントの力を借りることで成功率が格段と上がります。

転職エージェントを活用すれば、自分で検索しただけでは見つけられない求人情報も紹介してくれるので、復帰後も転職活動を進めやすいでしょう。

転職活動が初めての方は、完全無料で相性のいいキャリアアドバイザーと出会える転職エージェントナビがおすすめです。

転職エージェントナビ公式サイト

委託管理栄養士から同業種に転職した実例

つぎは、委託管理栄養士から直営の病院に転職した私の事例をお伝えしましょう。

私は、約10年勤めた給食委託会社を勢いのまま辞職しました。

保育園に通う子どもが継続して保育園に居続けるためには、辞職後3カ月以内(自治体により猶予期限は異なる)に転職先を決める必要がありました。

ギリギリで直営病院に内定をいただき、念願の栄養指導に携わったときは、心底嬉しかったです。

他の職場に行って感じたのは「こんな世界があったのか!」という清々しい気持ちでした。

ぜひ、今の環境を抜け出したいと考えているのであれば、チャレンジしてみることをおすすめします。

委託栄養士から異業種に転職した実例

X(旧Twitter)上には、委託から他業種に転職をした方の声もありました↓

委託から一般企業へ転職してよかった

給食委託会社の栄養士は、上記でお伝えした辞めたい理由以外にも以下のデメリットも抱えています。

・牡蠣が食べられない
・ネイルができない
・ノロウイルスや食中毒予防に神経を使う
・一人現場が多く、相談相手に困る など
一般企業では、上記のデメリットを解消できる職場が多いので、給食委託会社を辞めて、解放された気持ちになる方も多いでしょう。
また、フリーランスで自由な道を築いている方もいるようです。↓
フリーになって人間関係の悩みが解消した!

フリー管理栄養士emimi
元委託の管理栄養士emimi

私も現在はフリーランスとして活動しています。自宅で文章によるコミュニケーションが多いので、人間関係での悩みはほとんどなくなりました!

また、ニュースで食中毒の話題が上がると、細心の注意を払って衛生対策していた委託時代を思い出し、その責任から解放された感覚があります。

まとめ

給食委託会社の管理栄養士は、直営よりも下流扱いされる傾向がありますが、患者様や利用者様の命を預かる責任重大な仕事です。

続けていくには、多くの責任やタスク管理力が問われます。

違う環境に身を置くことで、のびのびと働ける可能性は広がるでしょう。

あなたが違う世界に挑戦したいのであれば、人生に悔いのないように挑戦してみることをおすすめします。

 

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