※本記事は、プロモーションを含みます。
副業として管理栄養士ライターに挑戦する人が増えているようです。
あなたも”新たな働き方”として気になっているのではないでしょうか?
現役管理栄養士ライターの私が以下について徹底解説します。
・どこから仕事をもらうのか?
・収入は?
・どうやったらなれるのか?
・未経験でもできるのか?
・メリット/デメリット
・適正
・どのくらいいるのか?
管理栄養士ライターってどんな仕事?
管理栄養士ライターとは、資格を活かして「食」「健康」「栄養」に関する記事を書く仕事です。
WEB上の記事を書く場合が多く、例えば以下の種類があります。
・レシピ記事(調理・写真撮影をする場合も)
・美容健康商材の広告文 など
私は、上記3つすべて経験がありますが、どれも栄養に関する知識をインプットしながら行うので、仕事をするだけ自分の知見も溜まっていきます。
管理栄養士ライターは、どこから仕事をもらうの?
管理栄養士ライターは、会社に雇われるケースは少なく、業務委託で仕事をいただく場合がほとんどです。
・異業種交流会
・SNS
・求人検索サイト
・WEBサイトに直接応募する など
クラウドソーシングサービスで探す
クラウドソーシングサービスは、初心者のライターさんにおすすめです。
仕事を探す人(会社)と仕事をしたい人をマッチングしてくれます。
「ランサーズ」や「クラウドワークス」といったサービスが代表的です。仲介手数料がかかりますが、会員登録したその日から利用できます。
サイト内で「管理栄養士」と検索すると、ライター以外にも管理栄養士のスキルを活かした仕事が募集されています。
会社以外から自分でお金を稼ぐ体験を積み重ねる場として最適です。
私もライターデビューは、クラウドソーシングサービスでした。「初心者歓迎」といった案件もよくあるので、トライしやすかったです。
しかし、なかには文字単価0.01円といった搾取案件もあるので、注意しましょう。
異業種交流会で探す
ライタースクールで制作見本を作ったり、クラウドソーシングサービスなどである程度実績がたまってきたら、異業種交流会に参加するのも手です。
異業種交流会とは、仕事のパートナーを見つけたい人たちが集まる交流会をいいます。
オンライン/オフライン、有料/無料、さまざまな交流会があるので、調べてみるとよいでしょう。
私も、ある程度実績が溜まってきてからオンラインの有料交流会に定期的に参加していました。
たくさんの人がいると緊張するので、1対1で話せるタイプの交流会を選んでいましたね。レシピ作成や執筆のお仕事につながりましたよ(^^)/
SNSで探す
X(旧twitter)、Instagram、facebookといったSNSで、投稿されている「ライター募集」に応募して仕事をGETする方法もあります。
また、自分でライターのアカウントを運用していれば、企業さんから「こんな記事書けますか?」と依頼が来るケースもあるので、ほかのライターさんとの交流も兼ねて、SNSを活用するのもよいでしょう。
X(旧twitter)からの依頼で、リピートしていただいているクライアントさんもいます。
SNSなら仲介手数料がかかりませんし、発信により自分の思いを言語化する練習にもなるのでおすすめです。
求人検索サイトで探す
Indeed(インディード)といった求人検索サイトで、管理栄養士ライターを募集している場合もあります。
はじめのうちは、管理栄養士ライターにこだわらず、自分が書けそうなジャンルの「ライター募集」案件にどんどん応募して、お金をいただきながら、書くことに慣れるのがおすすめです。
熱心なクライアントさんの場合は、納品物に対して、フィードバックをくれるケースもあります。
お金をいただきながら、文章力アップが期待できますよ!
WEBサイトに直接応募する
ライターの実績が溜まってきたら、栄養士関連や健康系のWEBサイトに直接応募する方法もあります。
サイト内に「ライター募集」と書かれていたらチャンスです。
また、ライター募集がされていなくても、自分の実績を添付したうえで「こんなの書けます」と営業をかけて成約につながるケースもあります。
私は経験がないのですが、周囲のライターさんは直接営業をかけて仕事をGETした方もいますよ!
管理栄養士ライターはどのくらい稼げるの?
2022年に神奈川県立保健福祉大学が発表しているデータによると、ライターに関わらずフリーランスとして活動する管理栄養士の平均年収は150万円でした。
年代別の平均年収(中央値)は、以下のとおりです。
20代 | 250万円 |
30代 | 150万円 |
40代 | 150万円 |
50代 | 50万円 |
60代 | 150万円 |
全体 | 150万円 |
20代の若いうちが1番勢いがありますね!
フリーランスは華やかなイメージがありますが、現実は厳しいようです…。
ライターの報酬は、記事の単価と本数により決まるので個人差が大きいです。
文字単価や記事単価により報酬が設定されており、案件募集には以下のように記されています。
・文字単価2円×3000文字=1記事6000円
・3000文字/1記事=6000円
専門性のある管理栄養士ライターでは、文字単価2円は十分に狙っていける単価です。
ちなみに、すごい方は年収2000万円を超える方もいますよ!
1本6000円の記事を9記事。
副業であれば、土日に1~2本ずつ書けば達成できます。
管理栄養士ライターは未経験でもできる?
管理栄養士ライターの仕事は、管理栄養士の資格があれば未経験でもできます。
基本的な栄養に関する知識があり、正しい日本語が使えていれば、ひとまずOKです。
栄養に関する情報は、WEB上の公的機関が運営しているサイトなどをリサーチして書いていきます。自分の知識に自信がない人でも、リサーチできれば大丈夫です。
はじめのうちは修正依頼が多く凹むことも多いですが、みんな同じ経験をしています。安定収入を得るには、地道さが必要です。
管理栄養士ライターになるには?
前述したとおり、管理栄養士ライターになるには、管理栄養士の資格が必要です。
しかし、大きく「ライター」の括りとして活動するので、管理栄養士の資格がなくてもライターにはなれます。
また、管理栄養士ライターとして活動していても、どんな案件を獲得するかは自由です。
人によっては、不動産や恋愛など健康分野以外の記事を書く場合もあります。
健康系の記事に応募する場合は、「管理栄養士持っています!」とアピールすると、ほかのライターさんと差別化できるでしょう。
具体的なライティングスキルを身に付ける方法としては、つぎの2つがあります。
2.ライタースクールでスキルを学ぶ
1.独学でスキルを学ぶ
参考書やサイト・YouTubeを見て、ライティングスキルをインプットします。
アウトプットする場所としては、無料で利用できる無料ブログやnoteといったプラットフォームで、自分の思いや好きなテーマについて書く練習をするのがおすすめです。
案件を応募する際に、自分の実力を示す道具(ポートフォリオ)として活用できます。
2.スクールでスキルを学ぶ
2つめは、ライタースクールで学ぶ方法です。
実際の案件で求められるスキルが体系的に学べ、プロにライティングのコツを教えてもらえるので、圧倒的に近道して文章力が身に付きます。
独学では低単価な案件をこなす毎日に疲弊し、諦めてしまいがちです。
一方で、スクールで効率的にスキルを習得できれば、より早く適正単価の案件を受注できる可能性が上がります。
管理栄養士ライターのデメリット・メリットとは?
管理栄養士がライターになるデメリット・メリットについても知っておきましょう。
管理栄養士ライターのデメリット
まずは、デメリットから…
デメリット1:実名公表される場合がある
管理栄養士ライターが執筆するカテゴリは、執筆者(または監修者)として実名公表が求められる場合があります。(例えば、私の記名記事はこちら)
WEB上に掲載される健康情報は、YMYL(Your Money or Your Life)領域とされ、専門性が求められるのです。
YMYLとは、人々の幸福・健康・経済的安定・安全に影響を与える可能性があるページをいいます。
食の専門家である管理栄養士が書いた記事は、信頼度が高く、質の高い情報として検索したときに上位に表示されやすいのです。
大きなメディアで記名記事が公表されるのは、ライターとしての実績にもなります。
つぎの仕事に活かせる場合もあるので、実名公表に抵抗のない方は、メリットにもなります。
デメリット2:収入が不安定
業務委託で働く管理栄養士ライターは、自分で仕事を獲得できなければ、1円もお金が入ってきません。
文章力がついて、リピートして依頼をいただければ収入が安定してきます。
しかし、単発の案件ばかりだと毎回仕事を獲得するために営業しなければなりません。
駆け出しのころは、クラウドソーシングサイトで案件に応募文を送る毎日でした。
また、継続いただけていても急に打ち切りになる場合もあるので、複数のクライアントさんからお仕事をいただくのがおすすめです。
デメリット3:休みが減る場合もある
予想以上に記事を書くのに時間がかかったり、仕事を詰め込み過ぎて休みが取れない場合もあります。
健康に関わる記事は、正確性が求められるため、公的な情報元から適切な根拠データを見つけるのに時間がかかるのです。
3000文字の記事を仕上げるのに10時間以上かかることもあります。
納期に追われて、体調不良時や土日も関係なく働かねばならない場合もあるのです。
フリーランスにとって仕事が無くなるのは死活問題です。
そのため、仕事があることはうれしい悲鳴でもあります。
振られた仕事を無理して受けたり、自分の書くスピードが遅すぎて、休めない日もありますね(^-^;
家族には迷惑をかけますが、同じ空間で仕事できるのはライターの特権だと思っています。
管理栄養士ライターのメリット
管理栄養士ライターのおもなメリットはつぎの6つです。
メリット1:出勤不要で、家族におかえりがいえる
自宅で働くため出勤の必要がなく、家族に「いってらっしゃい」や「おかえり」が言えます。
好きなタイミングで仕事できるため、合間に家事もできますよ。
会社員時代は、早番や遅番でみんなが寝ている時間に家を出たり、帰りが最後の日もあり大変でした。
在宅ワークは、子どもたちも嬉しいようです。
メリット2:人間関係のストレスが少ない
ライターは、1人作業や文章でのコミュニケーションが多く、人間関係のストレスが比較的少ないです。
現場にいたときは、人間関係で悩むことも多かったですが、今はほとんど人間関係でのストレスはありませんね(^^)/
メリット3:食や栄養の知識が深まる
管理栄養士ライターは、読者の属性(妊婦や高齢者・アスリートなど)に合わせて、根拠に基づく記事を書く仕事です。
日々、食や栄養の情報は新しく更新されていますが、管理栄養士ライターは仕事をしながら食や栄養情報のインプットとアウトプットができるため、知識が深まります。
委託にいたときは、専門知識を活かす機会が少なかったので「自分は肩書きだけの管理栄養士だ」と自信を持てずにいました。
ライターになってから存分に専門知識を吸収して、多くの皆さんに伝えられるので、とてもやりがいを感じます。
メリット4:がんばった分だけ報酬が増える
管理栄養士ライターは、業務委託で仕事を請け負う場合が多いので、がんばった分だけ報酬がいただけます。
「キツイ労働のわりに薄給だ」といわれる管理栄養士…。
会社に適切な評価をされていないと感じる方や、自分の実力で勝負したい方にとっては、夢のある仕事です。
「今回の記事とてもよかったよ!」といったフィードバックを返してくれるクライアント様もいます。
がんばった分だけ、しっかり評価をいただけるのは自信につながりますよ(^^)/
メリット5:フリーランスとして自由に働ける
管理栄養士ライターとして独立すれば、自分の好きなように働けます。
休み希望が叶わなかったり、やりたくもない仕事を無理してやる必要はありません。
フリーランスになってから、子どもの体調不良でも職場の人に迷惑をかけずに済むのがうれしいです。
会社員のときは、仕方なくやることも多かったですが、フリーになってからは自分から進んで新しいことにチャレンジするようになりました(^^)
メリット6:ネイルも好きに楽しめる
現場で働く栄養士の多くは、ネイルやアクセサリーが禁止されていますよね。
管理栄養士ライターとして独立すれば、身だしなみの制限はありません。
ネイルもアクセサリーも自由に楽しめます。
フリーになってから、ネイルしてもらってとても嬉しかったです!
美容室も平日の空いている時間に行けますよ(^^)/
管理栄養士ライターに向いてない人・向いている人の特徴は?
管理栄養士ライターは魅力的な仕事ですが、中には向いていない人もいます。向いていない人と向いている人の特徴を確認しましょう。
管理栄養士ライターに向いていない人4つの特徴
下記の4つに当てはまる人は、ライターよりも別の道のほうが向いているでしょう。
・読み書きが苦手な人
・自己主張が強い人
・表舞台で活躍したい人
特徴1:好奇心がない人
自分の書く内容に興味が持てない場合は、書く以前の情報収集の時点で苦痛になるでしょう。
私は、好奇心旺盛なタイプではありませんが、「食や健康」については、興味津々です。
健康コラムを書く機会が多いので、好奇心をもって取り組めています。
以前、不動産関連の記事を書いたときは、興味が持てなくて地獄のようでした…( ;∀;)
特徴2:読み書きが苦手
ライターは、書く以上に読む作業が多い仕事です。
例えば…
・競合他社の記事を読む
・情報リサーチのためのサイトや文献を読む など
ちなみに私はマンガ本すら読まないタイプですが、何とかなっています(^-^;
自分の興味がある健康や栄養についてのリサーチが多いので、好奇心がカバーしているのだと思います。
特徴3:自己主張が強い人
WEB上の記事は、基本的に自己主張はご法度です。
ある程度有名な方は、意見を求められる場合もありますが、ほとんどは客観的なデータをもとにした記事が求められます。
自分を表現したい人や個性的な記事を書きたい人は、WEBライターには向かないでしょう。
個性的な記事を書きたい人は、ブログや小説の執筆がおすすめです。
特徴4:意見を受け入れられない人
管理栄養士ライターは、クライアントが求める記事を納品する必要があります。
クライアントからの修正依頼を素直に受け入れなくては、仕事になりません。
フィードバックを返してくれるクライアントさんは貴重です。
修正依頼文を考えるにも手間がかかるので…。
修正依頼があるということは、成長の見込みがあると期待してくれているんです。
素直に修正依頼に応じていけば、回数を重ねるごとに修正の量は減っていきますよ。
管理栄養士ライターに向いている人4つの特徴
管理栄養士ライターに向いている人の特徴は、おもに以下の4つです。
・コツコツ取り組める人
・裏方作業が好きな人
・素直な人
特徴1:好奇心がある人
健康コラムは、新鮮で正しい情報をお届けするために、WEB上の情報や本などをリサーチして執筆します。
普段から情報にアンテナを立て、好奇心をもって情報を深堀りできる人はライターに向いているでしょう。
特徴2:コツコツ取り組める人
WEB上の記事は、読むときは一瞬ですが、書くときは時間がかかるものです。
2000文字ほどの記事でも1日中かかる場合もあります。初心者の場合、数日かかるケースもあるほどです。
とくに管理栄養士ライターとして専門的な記事を書く際は、正しい根拠に基づく記事を要求されます。
コツコツ取り組むのが苦ではない人は、ライターに向いているでしょう。
特徴3:裏方作業が好きな人
管理栄養士ライターの仕事は、読者の「知りたい」に対するアンサーを記事化するために、ひたすら調べては書く作業となります。
表舞台で活躍したい人よりも裏方作業が好きな人に向いています。
特徴4:指摘を素直に受け入れられる人
記事の書き方に正解はありません。
だからこそ、依頼主の要望はさまざまです。
自分が書いた記事に対して、修正の依頼が来ることも多くあります。
とくに初心者のうちは、指摘が多くて「私には向いていないかも…」と自信をなくしてしまいがちです。
相手のフィードバックを素直に受け入れ、次に活かせる人はライターに向いています。
管理栄養士ライターってどのくらいいるの?
年々、「管理栄養士からライターに転身する人が増えている」との声を聴きますが、実際はどうなのでしょうか?
管理栄養士ライターに限定した人口データはありません。
しかし、栄養士・管理栄養士のフリーランスの割合や、日本のフリーランス人口の推移、ライター人口の割合から管理栄養士ライターが増えているかどうかの推測はできます。
フリーランスとして働く管理栄養士は少ない
日本栄養士会などが2018年に行った調査では、全国の栄養士・管理栄養士15,133人から回答を得たうち、フリーランスの割合は0.5%(74名)と少ない現状でした。
しかし、コロナ以降フリーランスは2倍以上に増えている
人材仲介会社ランサーズが行った調査によると、2021年のフリーランス人口は1577万人で、日本の労働人口の22.8%でした。
2019年は1118万人で労働人口の16.7%との結果に。
コロナを経た3年でフリーランス人口は459万人も増えています。
コロナが初めて流行した2020年以前と比較して、フリーランス人口は2倍以上に増えており、これからも増えていくと予想されています。
フリーランスのうちライター人口は2.5%
行政による令和4年度フリーランス実態調査では、フリーランスの定義を「本業または副業も含めた1人社長・自営業主・内職の人」としたうえで、2119人のフリーランスに対してインターネット調査を行っています。
フリーランス人口のうち、ライターが属する「著述家、記者、編集者」は、2.5%とわずかでした。
ライターは、誰でも挑戦できるため、副業からはじめる人は多いと思います。でも、簡単に稼げないので、辞めていく人も多いようです。「ライターが足りない」と言っているクライアントさんもいるので、決して飽和状態ではないようですよ。
まとめ
「資格を活かして副業したい」「独立したい」と考えている管理栄養士にとって、管理栄養士ライターははじめやすい職業です。
安定収入を得るまでの道のりは、決してラクではありません。
しかし、諦める人が多いからこそ、続けていれば独立できる未来も見えてきます。
ぜひ、興味のある方は、理想の働き方を目指して挑戦してみてはいかがでしょうか。
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