【体験談】管理栄養士が抱える「辞めたい」5つの理由|円満退社7ステップと転職のコツとは?

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「今の職場を辞めたい」そう悩んでいる管理栄養士は多いのではないでしょうか。

筆者の私は、ストレスフルな職場にい続けた結果、うつ病を発症した経験があります。

その後、3度の転職を経て今は在宅で仕事をしており、ストレスがかなりが減りました。

私の体験や現場の声を集めた「辞めたい」と思う理由を5つにまとめて解説します。

円満な退社の7ステップと、転職を成功させる3つのコツもご紹介するので、参考にしてみてください。

管理栄養士が「辞めたい」と思う5つの理由

今、あなたが管理栄養士を辞めたいと思っているその理由、決しておかしいことではありません。

世の中の管理栄養士は、以下のような理由から仕事を辞めています。

1.仕事内容がキツイ
2.スキルアップが見込めない
3.人間関係が辛い
4.仕事量に対して給料が安い
5.プライベートや家庭との両立が難しい
では、各項目の詳細をみていきましょう。

1.仕事内容がキツイ

とくに給食管理に携わる際は、肉体労働が多いです。例えば…

・米10kgを何体も運ぶ
・5kgの玉ねぎの皮をむき、刻み続ける
・かごいっぱいの皿を乾燥庫に何度も運ぶ
・40Lの袋に入った生ごみを運ぶ など
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重労働がキツイ。1トン単位で汁ものを作る現場も。

フリー管理栄養士emimi
元給食委託会社の管理栄養士emimi

当時は若かったので、重労働は苦ではありませんでした。重い鍋やゴミ袋を運んだりを頑張れば、先輩方に重宝されるので、嬉しかった記憶があります。若手のうちは楽しめるタイプもいるかも!?

不規則なシフトがキツイ。朝は5時から夜は20時まで

フリー管理栄養士emimi
元給食委託会社の管理栄養士emimi

一日中の重労働で朝5時から夜8時までの勤務が連続することもあるので、体力勝負です。腰痛でコルセットをしながら仕事をしている人もいますよ。

外の業界からみても重労働で薄給

フリー管理栄養士emimi
元給食委託会社の管理栄養士emimi

確かに、給食委託会社の仕事内容は、多岐に渡るので大変です。ほかの職場ではまた違った大変さがありますが、一度違う職場を経験してみると視野や価値観が広がりますね。

2.スキルアップが見込めない

仕事に慣れてくると、スキルやキャリアアップを考える時期に突入します。

しかし、毎日同じ業務の繰り返しだと「スキルアップが見込めない」と感じ「辞めたい」と考えるきっかけになるようです。

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食器洗浄と盛り付けのスキルアップはできるが…

フリー管理栄養士emimi
元給食委託会社の管理栄養士emimi

私も、同じ思いを抱いていたことがあります…。

スキルアップが見込めない現場にずっといてもいいのかな?

フリー管理栄養士emimi
元給食委託会社の管理栄養士emimi

共感します。私も「このままじゃダメだ」と思い、栄養指導の本を買って勉強してました💦退職を考えるきっかけになり、後に病院に転職しました。

スキルアップできないと感じ転職したのが正解だった!

フリー管理栄養士emimi
フリー管理栄養士emimi

「負の環境から抜け出したい!」という強い想いが、転職活動への起爆剤になったのですね!

ぜひ、現状に悩んでいる方も、悪い現状を踏み台にして理想に近づく一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

今の職場に物足りなさを感じるようになったのは、”あなたのスキルが上がった”という成長の証です。

今の職場でスキルアップが見込めないのであれば、自ら認定資格を取得したり、ライティングスキルを身に付けるといった行動を起こしましょう。

3.人間関係が辛い

管理栄養士は圧倒的に女性が多く、女性同士や目上のスタッフ・上司との人間関係に悩む人が多いです。

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女性が多い職場で人間関係に悩む

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元給食委託会社の管理栄養士emimi

女性が集まると特有のドロドロが必ず発生しますよね。誰か一人でも気持ちを共有できる仲間がいれば、なんとかやっていけます。

上司との相性が合わない

フリー管理栄養士emimi
元給食委託会社の管理栄養士emimi

職場の上司と反りが合わない現場では、モチベーションは下がってしまいますよね。

私の場合は、「評価してくれない上司のもとで頑張り続けるのはムダだ」と思ったのが退職を決意した一因でした。

目上の調理員との人間関係が難しい

フリー管理栄養士emimi
元給食委託会社の管理栄養士emimi

私も上司や女性スタッフ・調理員さんとの人間関係で悩みましたね。

4.仕事量に対して給料が安い

事務作業から厨房業務まで多岐に渡る業務量、自由の利かないシフトといった厳しい条件に対して、対価が見合っていないのも「辞めたい」と思うきっかけのようです。

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厨房の欠員の補充に入っても残業代が出ない

フリー管理栄養士emimi
元給食委託会社の管理栄養士emimi

本来のシフトの欠員を補充した分は、残業が発生するのが当然なはずですが…。

 

私も、家に持ち帰ってシフトや献立作りをして、サービス残業をしていたことがあります。

 

感覚が麻痺していましたね…。

5.プライベートや家庭との両立が難しい

勤務先によっては、不規則なシフトや休日が満足に取れない場合も。

「プライベートを楽しむ余裕がない」「家庭との両立が難しい」と感じて辞める理由につながるようです。

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結婚したら働けなくなりました

フリー管理栄養士emimi
元給食委託会社の管理栄養士emimi

早朝から夜まで勤務が続く場合は、キツイですよね。私は、無理に家庭との両立ををしようとして精神を病んだので、早めの対策が大事です。

多忙なうえに男性率が低く、出会いが少ない

フリー管理栄養士emimi
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職場恋愛をしてゴールインしてる友人も数名いますが、基本的には出会いが少ないですよね。勤務時間帯も不規則なので、難しいものです。出会いは、どうにかして自分で見つけに行くのが確実ですね。

薄給で責任者クラスでも独身で実家暮らしが多い

フリー管理栄養士emimi
元給食委託会社の管理栄養士emimi

当時の職場の責任者クラスの上司は、独身女性や社内結婚が多かったです。

 

欠員の現場のサポートに入ったりして、夜遅くまで働いていましたが、残業は固定額で支給とのことでした。プライベートの時間も少なそうでしたね。

「辞めたい!」管理栄養士の円満な退社方法7ステップ

どんな不満があっても、お世話になった職場を去るときには、円満な形が理想的ですよね。円満退職の流れを次の7ステップで解説します。

1.キャリアプランを見つめ直す
2.早めに上司に退職の意志を伝える
3.退職日を決める
4.退職届を提出する
5.引継ぎをしっかりする
6.業者さんなど取引先に挨拶をする
7.ロッカーやデスクなどをキレイにする

1.キャリアプランを見つめ直す

まずは、自分の理想のキャリアプランを見つめ直して、本当に今退職すべきかを改めて検討しましょう。

2.早めに上司に退職の意志を伝える

なるめく早めに、直属の上司に退職の意志を伝えます。

辞意が他人の口から上司の耳に入ると、印象が悪くなるので、要注意です。

会社によっては、就業規則に「退職する際は2か月前には申し出ること」などと決まりがある場合もあるので確認しましょう。

3.退職日を決める

就業規則と現場に迷惑をかけない日程を考慮して、退職日を決めます。後任栄養士への引継ぎ期間有給休暇の消化も忘れないようにしましょう。

4.退職届を提出する

退職が決定してから退職届を提出するのが一般的です。就業規則で定められた形式で作成して、提出しましょう。

5.引継ぎをしっかりする

円満退社のために、後任栄養士にしっかりと引継ぎをしましょう。

自分が普段行っている業務を一緒にやりながら、メモを取ってもらうなどしてポイントを伝えます。

伝え漏れがないように、以下のようにチェック項目を作っておくのがおすすめです。

例)給食委託会社の場合

☑献立作成や発注の手順
☑食材の切り方・調理・盛り付け方のポイント
☑棚卸しの方法
☑書類の書き方
☑食材の保管場所
☑検食の方法
☑シフトの作成方法 など

6.業者さんや取引先に挨拶をする

社内はもちろん、社外の食品業者さんや運送業者さんなど取引先にも退職する旨を伝えましょう。後任栄養士の紹介もします。

なお、転職先や退職理由の詳細を伝えるのは、ビジネスマナーに反するので避けましょう。

7.ロッカーやデスクなどをキレイにする

後任栄養士が気持ちよく使えるように、今まで使っていたロッカーやデスク周りをキレイにします。

私物の置忘れがないように、最終日の退勤時に必ず確認しましょう。

実際に、筆者が給食委託会社を辞めたときのステップ事例

偉そうに語ってきましたが、筆者は無計画に退職を進めたので、保育園問題で焦った経験があります。

あなたも同じ失敗をしないように、参考にしていただけると幸いです。

1.キャリアプランを見つめ直す
2.早めに上司に退職の意志を伝える
3.退職日を決める
4.退職届を提出する
5.引継ぎをしっかりする
6.業者さんなど取引先に挨拶をする
7.ロッカーやデスクなどをキレイにする

1.キャリアプランを見つめ直す

私の場合は、仕事の多忙さ・上司や会社に対して感じる理不尽さ・家庭が疎かになっている現状などがストレスとなり、退職を考えました。

キャリアプランを見つめたときに、「家庭や自分を守るために、今は無理をしてまで仕事をしなくていい」という決断に。

フリー管理栄養士emimi
元給食委託会社の管理栄養士emimi

「辞めよう」と決意したらまっしぐら。
当時は保育園に通う子どもが2人いましたが、転職活動をする前に、退職に向けて動き出しました…。

退職後に転職活動を行う場合でも一定期間は、保育園の継続はできます。

しかし、保育園は、親が無職の状態が一定期間続くと、利用できなくなるので注意が必要です。

自治体により1~3ヶ月を目安とした「猶予期間」が設けられており、期間が終了する前に転職先を確定しなくてはいけません。

2.早めに上司に退職の意志を伝える

就業規則を確認したところ「退職日の2か月前までに退職の意志を申し出ること」とのことで、事業所に上司が来たタイミングで「2か月後に退職しようと思っている」という旨を伝えました。

フリー管理栄養士emimi
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以前から、上司には事業所内の困りごとやスタッフ間のトラブルなどの相談をしていたので、理解を示してもらえました。

3.退職日を決める

上司と相談し、有給休暇の消化と新しい後任管理栄養士の引継ぎ期間も考慮して退職日を決定しました。

4.退職届を提出する

会社規定の退職届に記載して、上司に提出しました。

5.引継ぎをしっかりする

給食委託会社では、人員不足で十分に引継ぎが行えない場合もあるのですが、2週間ほど引継ぎ期間をいただき、一通りの業務を引き継げました。

栄養士業務は、事業所により細かなハウスルールが存在します。(禁忌食の種類・献立作成のやり方・指定の使用食材・食品ごとの指定業者・従業員ごとの勤務条件に沿ったシフト作成など)

フリー管理栄養士emimi
元給食委託会社の管理栄養士emimi

後任栄養士が経験者であっても、細かなハウスルールを習得するには、ある程度時間がかかるので、留意しましょう。

6.業者さんや取引先に挨拶をする

毎日食材を配達してくれる配達員さんや食品業者さん・施設の皆さんに、後任栄養士の紹介をするとともに、辞めることを伝えました。

7.ロッカーやデスクなどをキレイにする

使っていたデスクやロッカー内にある私物を少しずつ持ち帰り、最終日には空にして掃除をしました。ロッカーに後任栄養士のネームシールを貼って受け渡しをしましたね。

管理栄養士を辞めたいなら転職!成功させる3つのコツ

円満な退社をしたとしても、次の職場が決まっていないと、それから先の生活に困ってしまいます。

フリー管理栄養士emimi
元給食委託会社の管理栄養士emimi

ちなみに私の場合は、保育園の転職猶予期間が3カ月だったのですが、ギリギリまで転職先が決まらず、かなりヒヤヒヤしました💦

 

奇跡的に病院への就職が決まりましたが、場合によっては保育園を退園しなければならないので、早めの転職活動をおすすめします。

今の仕事を辞めて転職するなら、今から考えておきたい成功のための3つのコツを紹介します

1.管理栄養士の資格を活かすか否かを明確にする

転職を考える際には

「頑張って取得した資格は、活かしたい。」
「でも人生は一度きりだし、ほかの仕事もしてみたい」

そんな葛藤があるのではないでしょうか?

フリー管理栄養士emimi
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私は、3回転職を経験しましたが、本気で近所のパン屋さんに応募しようか迷った時期があります。

 

悩んだ末、分野が違う管理栄養士の道を選びました。

あなたの理想とするキャリアプランを想像して、資格が必要かどうかを考えましょう。

近年の管理栄養士の働き方は多様化してきているので、資格を活かしつつ全く別世界で働くことも可能です。

フリー管理栄養士emimi
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私も、以前は給食委託会社で激務や人間関係で苦しんだ経験がありますが、今は在宅ワークで自由にお仕事できていますよ。

また、一度管理栄養士の道を辞めたとしても、ニーズの高い給食委託会社であれば、復職しやすいと考えています。

 

X(旧Twitter)上ではこんなお声も!

フリー栄養士になって人間関係の悩みが一気に解決

2.求人のチェックポイント

よりよい働き方を叶えるためには、あなたの「理想」を明確にして、”はずせない条件”を設けたうえで、マッチする求人を選ぶことが大切です。

以下の6つについて自分の条件を設定しておきましょう。

  • 仕事内容
  • 勤務場所や転勤の有無
  • 休日
  • 勤務時間
  • 給与やボーナス
  • 福利厚生

3.転職エージェントを利用する

転職の成功のカギは、求人情報にたくさん触れることです。しかし、インターネットによる検索だけでは、得られない求人情報もたくさんあります。

転職エージェントは、「転職を考えている求職者」と「採用を検討している企業」をマッチングして転職をサポートするサービスです。

提携先の求人情報がたくさん集まってくるので、多くの求人の中から仕事を選べます。

さらに、転職のプロがあなたの理想の条件に合う求人情報を提示してくれるので、成功確率が格段と上がるのです。

まとめ

今までお世話になった職場を辞めることに、後ろめたさや罪悪感を覚える人もいるかもしれません。

しかし、体調を崩してまで続ける必要はありません。私のようにメンタルを病んで6カ月間、無気力状態になるよりも、行動力のあるうちに転職活動したほうが絶対にいいです。

私は、転職先がパートだったこともあり「こんな気楽な働き方があったのか!」と晴れ晴れした気持ちになりました。

同時に、今まで狭い世界で悩んでいたことに気づいたんです。

以前は「一つの会社に長く務めるのが望ましい」といった風潮がありましたが、最近は、多くの経験を活かせる力が求められています。

ぜひ、「辞めたい」思いがあるのであれば、あなたらしく輝ける職場を早めに探しましょう。

 

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